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新しい年

新しい年を迎えました。

去年と違うのは、ピースを看取り、家族が一人減ったこと。
今年からめでたく後期高齢者になり、免許証と健康保険証が新しくなった事。
それ以外は多分何も変わらず今まで通りの一年になるでしょう。

今年の抱負は特に何もありません。
妻と自分が健康で過ごせればそれでよしという心境です。


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この絵は、私が小学1年生の時のスケッチ、お正月の風景です。(再掲載)
母が大事に保存していました。
この頃から絵は得意で、運動会の絵で賞を取り景品に立派なクレヨンのセットを貰ったことを覚えています。
この絵は、きっとそのクレヨンで描いたのかもしれませんが、あまりにも昔のことなので思い出せません。


当時、離婚した母は私を連れて祖父母の家に同居していました。
家には中学生の母の妹、兄のように慕っていた小学6年の母の弟の6人家族でした。(何と母は12人兄妹なのです)
小さい家で、とても貧しかったけれどいやな思い出は一つもありません。

ふすまとタンスのある部屋で、こたつに座布団、着物にどてらの叔母と叔父、トランプをする私、火鉢にはやかん、そしてお盆には山盛りのみかん。・・・・約70年前、どこにでもあった昭和の風景、そして私には大事な思い出です。

この数カ月後、離婚していた母は私の養育権を破棄して、私はこの家を出て再婚していた父方に引き取られます。
家族で過ごした最後の正月、私の記憶の1ページ。

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[ 2023/01/19 ] 思い出のスケッチ | TB(0) | CM(0)

世田谷美術館友の会作品展

先月、「世田谷美術館友の会」主催の水彩画教室に参加してきました。

僕がこの教室に初めて参加したのは2011年。
その頃は本格的に絵を描き始めて間もなく、何らかの評価を得て認められるという目標に向けて、数を描けばうまくなるとばかりに、一日一絵を目標に手当り次第に絵を描いていました。
そして、さらに上達するために、新しい技法や視点を学びたいと思い参加しました。
確かに、今までやってきた永沢まこと式ペンスケッチとは全く違う世界。
大いに刺激を受け、得るものもたくさんありました。

しかし、その後絵のスタイルも定まってきて、自分の作品に対するスタンスにも変化があり、大きな作品を描くこともなくなり、最近は絵そのものもあまり描かなくなってしまいました。
そんな時に、今回の教室の案内が届きました。
そうだ、久しぶりにちゃんと絵を描こう、絵と向かい合おうと思いました。

2017年最後に参加してから、コロナの休止期間も含め今回5年ぶりの参加です。
講師は画家の板倉美智子氏、生徒は20人3日間の講座です。

初日は静物画、先生が用意した幾つかのモチーフの中から選んで描きます。
「蓮の実のある静物画」 Langton F6 ペンスケッチに水彩
2022112202

2日目は日比谷公園で屋外写生。
予めテーピングしてアクリル絵の具で地塗りをした水彩紙に描きます。
地塗りで透明水彩絵の具が乗らず、今までの経験が全く通用せず苦労して仕上げました。
「首掛け銀杏と松本楼」Langton F6 ペンスケッチに水彩
2022112203

3日目、再び静物画。
選んだモチーフはワインボトル。
いつもの下書きなしのペンスケッチでしたが、ボトルが歪んでいます。
下書きもせず修正の効かないペンスケッチでこの手の作品を描こうなどという無謀な挑戦の結果です。
「歪んだワインボトルの静物画」Langton F6 ペンスケッチに水彩
2022112201

作品は世田谷美術館区民ホールで11月16日から22日まで開催された「友の会会員作品展」で展示しました。

会場の雰囲気はこんな感じでした。(過去作品です)
世田谷区民
ペンスケッチ 「小さい絵」  F1  PIGMA 0.1

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[ 2022/11/22 ] スケッチ | TB(0) | CM(0)

とうもろこしをスケッチ


前記事で予告した「「僕の個人的な思い出」、書き始めたのですがこれが意外と大変。
記憶の裏付けのために色々調べ始めると、それが面白くなって記事も長くなってしまいます。
そんなわけで、第1回目の連載にはまだ時間が掛かりそうです。

居住しているマンションの総会で、再び理事長に専任されました。
来年大規模改修工事を計画しているので忙しくなりそうです。

築年数50年超えなので顔見知りの居住者の方々も少なくなってきました。
皆さんシニア世代、お役目なので居住者の方々のお願いや相談を受けます。
8月末、ちょっとした相談にのったNさんから、たくさんとうもろこしを頂きました。

お礼ではなく「おすそわけ」、好物なのでありがたくいただきました。

早速スケッチ。今回は水彩色鉛筆。

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トウモロコシのスケッチをカードにしてお返し。
よろこんでいただきました。

北海道産のトウモロコシ、生でもおいしく食べられました。

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[ 2022/10/18 ] モレスキンノート | TB(0) | CM(0)

「ブログは続く」

更新が滞ってしまいました。
久し振りの更新です。
これからはおまけの人生、前向きに考えて頑張ろう、乞うご期待などといったものの、この暑さとコロナの感染急拡大で出鼻を挫かれてしまいました。
予定していた妻の故郷への里帰りも急遽中止、外出(気分転換の外食も)自粛で相変わらずの引きこもり状態、集中力も途切れがちでもう2ヶ月も絵は描けず、本を読んでも頭に入ってきません。
特に気になるのは、最近物忘れが激しくて、これはもう単に年齢的なものだけでは無いんじゃないか、ひょっとして初期の「認知症」なんじゃないかとちょっと気になり始めました。

そんな矢先、運転免許の更新のために「認知症テスト」を受けなさいと通知が来ました。
愕然としましたが、冷静に考えれば、いくら体が健康でも「認知症」になれば周囲に迷惑をかけるだけで、生きていても人生を楽しむことができません。

僕は今年75歳、日本人の男性の平均寿命は現在80.98歳だそうですから、僕の平均余命は約5年。
さらに平均健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活出来る期間と定義される年齢)は72.68歳、つまり僕は既に健康寿命を超えて、残りの人生は既に何らかのリスクと背中合わせと言うこと、年齢的にはしょうがないし、他人事ではないのです。
持病の悪化や流行中のコロナも怖いけれど、もっと怖いのは「認知症」なのです。

急に身近になった「認知症」。
そこで認知症に関して色々調べていたら、認知症の進行防止策に回想法というのがありました。
自分の過去を思い出したり、人に話すことで精神を安定させ、認知機能の改善が期待できる心理療法だそうです。
おまけに、過去の出来事を思い出すことが自分の人生を見つめ直すきっかけにもなり、日々の意欲を回復させるきっかけにもなるそうです。

最近ほとんどブログのテーマになっていた「愛犬ピース」を看取って、今後のブログテーマをどうしようか考慮中だったので、それなら、このブログを自分の回想録にすれば一石二鳥ではありませんか。
自己満足のためのブログですから、何の問題もありません。
勿論、絵は続けるつもりですから、新作も引き続き発表していきます。

そこで次回から、ブログのタイトルはそのまま、内容を一部改めて再出発しようかなあと思っています。
新しいテーマは「My personal memoirs」つまり「僕の個人的な思い出」。

⇓2ヶ月ぶりのスケッチ、まるで今の自分のような中身の無い「セミの抜け殻」。

nukegara2


物を生産しないことは死ぬほど苦しい。 ・・・・・瀬戸内寂聴

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「これからの事」

我が家の生活の中心だったピースが何の前触れもなく逝ってしまって、約1ヶ月。
事実を受け入れ、徐々にピースのいない生活に馴染んできました。

ピースは2009年、定年後スタートする僕の第3の人生のパートナーとして、我が家に迎え入れました。
つまり、定年から今迄、僕と妻とピースの2人と一匹の生活だったということです。
定年と同時に妻がフルタイムの仕事となり、生活の基本は年末・年始・祝祭日・土日が休みという現役時代とほとんど変わらず、その間、まず主夫として、そしてピースの世話、絵描きさんへの挑戦、母の介護、マンションの理事長職と、それなりに忙しく、充実した第3の人生でした。

妻の仕事も順調、絵描きさんへの自主目標もそれなりに達成、母も無事看取り、マンションの管理も順調、あとはピースの世話だけになってしまうなあと漠然と考えて初めていた矢先、充実していた第三の人生はあっけなく終わりを告げてしまいました。

日中のルーティンだったピースの世話が無くなり、よく言えば、これからは何の子絡みにも拘束されるものも無くなり、全く自由な環境になるという事です。
これからは妻と二人だけの生活、それは未知の領域。
これからは、まさにおまけの第4の人生が始まるといった心境です。

今は、何も目標がありません。
絵を描くモチベーションを後押ししてくれていた、モデル犬のピースもいなくなってしまって、絵を描く事、そしてこのブログも今後どうするか考慮中です。

さーて、これからこのおまけの人生、どうしよう。
前向きに考えます。

乞う、ご期待。・・・かな


20220624


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